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フライトシミュレーターパイロットになって早何年になるのだろう。

 

もともとの要因は幼い時。カッコいい制服に憧れていたパイロット。夢叶わない職業であるということが分かったのもその頃。ある人からこう言われた「色弱はパイロットになれないんだよ。諦めなさい。」この事がわかったときのショックはかなり大きかった。これはどうしようもないこと。今でも母は「色弱に生んでしまって、ごめんね。」と言う。親のせいではない、親を恨んでも仕方がない。

今思えばパイロットになれなくても、その職業に関連する職業(グランドなどの地上スタッフ)などの選択肢があったのだろうけれども、そのときにはそこまで機転が効かなかった。いや、その職業には触れたくはなかったのが本心だろう。

小学、中学、高校、大学と進学し地元に帰って就職をして、就職祝いとして自分にパソコンを購入した。PC-98シリーズ。その当時、35万円以上の大きな買い物だった。(パソコンは本当に高かった・・・)ときにWindows3.1から95へ大改革が起きている時代だった。

そこでパソコンショップで目についたものそれが「Microsoft Flight Simulator 95」だった。1996年に発売されたこれは、後のフライトシミュレーターの火付け役となり大ヒット作となったものだ。忘れかけていたパイロットの夢が心の底から湧いて溢れてきた。バーチャルの世界だったら飛べる・・・。そうこの時から。

時代は移り変わり、Microsoftのフライトシミュレーターチームも時代の流れで解散し開発は中止。(2020年8月18日に新しいMicrosoft Flight Simulatorがリリースされました)今や「MSFS2020」「Prepar3D」「X-PLANE」の時代となった。ポリゴンは大幅改善され、あたかも実機のようなシミュレートで飛ばすことが出来る。グラフィクも大幅進化し遠目で見ると実写とも区別がつかないようになってきた。

フライトシミュレータをやっている諸先輩方は、バーチャルでのATCで飛ばれている方もおられる。さすがにここはでは自分はできないが、とてもいい時代になった。

これだけの環境でシミュレートするには、それなりのハードへの投資(お金など)も必要となる。若い時分ではそのあたりがクリアできない。40代の落ち着いた年齢になってやっとこのようなハードルを超える事ができるようになった。(20~30代は我武者羅に働いていたからね)

​家族の理解もある。夜な夜なPCの前に居座り、バーチャルの世界のパイロットをやっている夫、父を理解する、寛容に見守っている家族にも恵まれた。「父が幼い頃、なりたかったもの」との理解があるのだろう。

さあ、やっと夢のパイロットになれた。バーチャルの世界だからってなんだ。飛べればいいじゃないか。空想の世界でもう一つの生きがいになるはずだった「やりたいこと」をやっていこう。

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